介護老人保健施設での生活と料金
介護老人保健施設では老健と略される場合があります。介護老人保健施設はリハビリを中心に医療サービスを提供します。ですから最終的には介護老人保健施設での活動を通じて在宅での日常生活を目標としています。
日常生活では要介護の高齢者が集団で生活する形になります。持病がある場合には病状が安定していることが必要です。また治療が必要の無い方が対象となります。健康管理については、看護職員が状態の把握を行い、医師と連携をとりながら運営しています。万が一のときには、協力病院と連携します。
介護老人保健施設の評価基準というものがありますので、一度確認してみましょう。その評価基準の中で、気になる点がありましたら施設見学などの時に質問をすることで施設の状態が見えてくるのではないでしょうか。
例えば基準の中には、食堂の雰囲気づくりといった項目があります。これは、利用者が食事をおいしく食べるための食堂づくりを行っているかどうかという基準になります。また食事の面では食事の選択が可能かどうかという基準もあります。
入浴に関しては希望があれば、入浴日以外でも入浴やシャワーができるかどうか。や入浴時に裸を他人に見せない工夫が取られているのかどうかといった繊細な部分も実際の入居時には気になる所でしょう。
排泄関連についてもナイーブな問題ですから、入居前にできるだけ聞いておきたい事なります。例えば深夜や早朝でのおむつ交換を実施している施設なのかどうか。また排泄介助を行うときにプライバシーを守るため、カーテンでしきるなどの処理がされているかどうかなどの確認が必要でしょう。